生まれたときのこと
母親が妊娠6か月頃まで気づいておらず、重度の妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)になっていて、私が早産未熟児で生まれることになり、母親は産婦人科医から激怒されたそうです……。
赤ちゃんは生命力が強い元気な子なのに、母親が悪い!!
母親としての自覚を持て!!
赤ちゃんは元々何にも異常がなかったのに、あなたのせいで小さく生まれてしまった。
こどもの気持ちも考えなさい!!
しっかりしなさい!!
母親でしょ!!
妊娠にも気づかない母親なんて、初めて会った……。
そういう行為をしたから、妊娠したのでしょ?!
理解できないの?!
こどもが可哀そうすぎる!!
などと、産婦人科医から説教されたと聞きました。
正義感が強い医師なのだなあと思います。熱いハートをお持ちです。
なぜなら、私の生まれたときの状態は、当時は死んでいた可能性もあるからです。だから、それを自覚されるために母親に怒ってくれたのかなあと感じました。
私のことを真剣に考えてくれて、嬉しく思います。
今でも現役の産婦人科医さんで、私が産まれた総合病院で働いていらっしゃるそうです。
いつか、お会いしたいなあと思います🌼
母親は見た目は線が細いですが、アグレッシブなタイプなのです。性格は、思いやりがありますが、エネルギーが有り余っているようで、常に自由に動いていたい気持ちと言っていました。
破天荒な母親ですが、大人になった今は、母親も葛藤していて辛かったのだということがわかるようになりました。
私を早産しただけでも辛いのに、産婦人科医に怒られて、精神的に大丈夫だったのか、心配になりました。
母親は、自分の弱いところは隠して、明るく振る舞う優しい人でした。
私は、そんなエネルギッシュで、毎日元気で明るい母親が大好きでした。
次回に続きます……🌟